運行管理者の役割を知って安全運転に備えてみよう!
今回の運転に関する話は、いままでと違った視点から考えてみようと思います。
ということで、今回は・・・
運送事業者に、選任を法律で義務付けられている「運行管理者」の役割について知って安全運転を改めて考えてみましょう
運送業に携わっていない方には、聞きなれない「運行管理者」という言葉が出てきましたが、
めちゃめちゃ簡単に説明すると
まさに文字通り、
「運行の安全管理をする者」
細かく説明するとキリがなくなるので、今記事内では「運行の安全管理する者」と思ってもらえれば十分であります。
万が一、もっと詳しく知りたくなったという方がいらっしゃいましたら・・・
個々人でお調べください😅
昨今、社会的にも影響の出てしまう大きな交通事故・交通トラブルが多く
それに伴い、運行管理者の重要性も注目されてきています。
さて今一度、今回のテーマに戻ります。
運送事業者に、選任を法律で義務付けられている「運行管理者」の役割について知って安全運転を改めて考えてみましょう
運行管理者の業務の1つに
「点呼」という業務があります。
簡単にいうと、出勤退社の確認で一般企業でいうところのタイムカードをおす瞬間の場面と考えてください。
ですが、運送事業において「点呼」というのは極めて重要な場面となります。
この「点呼」を正しく行えたかどうかで、事故を起こすか起こさないかを決めてしまうといっても過言ではないのです。
というのも、「点呼」とは
運転を始める前にドライバーやクルマが安全に運行できるかどうか報告をしてもらい確認して必要な指示を与えます
「点呼」について聞き馴染みのない方も、多少ご理解してもらえたと思います。
その上で、一般ドライバーの方々に物申します!
クルマを運転する前に、
自身に「点呼」を実施してますか?
運送事業者が行う「点呼」をまったく同じく再現する必要はありませんが、
最低限これを確認してほしい事項を3つお勧めしますので、実施していただきたいと思います。
体調確認
これは、運送事業者でも特に重点的な確認事項となります。
自身の体調が万全なのか、運転を開始するまえに今一度確認をしてみてください。
睡眠不足でないか、昨晩のお酒が残ってないか、発熱していないか、など当たり前のことはもちろんのこと
なにか普段と違うなと思うところはないかの確認もしてほしいところです。
例えば、
・なんか目がかすむ
・まぶたがピクピクしてる
・首が痛い(寝違え)
・お腹が痛くなりそう
・服用した薬の副作用
などなど
運転前の体調確認をしっかり行えば、事故は防ぐことはできます。
クルマの確認
運転するクルマが正常に稼働することを運転前に確認しましょう。
運送事業者の行う「運行前点検」と同じものとなります。
ただ、運送事業者とまったく同じ項目を点検する必要はありません。
お勧めの点検項目は、
・燃料の残量確認
・電気系統の確認
ブレーキランプ・ヘッドライト
ウインカー・警告ホーン
・タイヤの確認
空気圧・異物の有無・傷・劣化
最低限上記の運行前点検(日常点検)をしていただきたいと思います。
日常点検に加えて、車検時以外でも6ヶ月~12ヶ月に1回は
購入した店舗や、カー用品店などで定期的に点検することもお勧めします。
電気系統の確認にあるヘッドライトに関して、本サイトで特集していますので是非ご覧ください。
タイヤの確認方法に関して、「点検ハンマー」という工具があります。
運送事業者では、持っていないところはないですが
一般的にはあまり知られていないかもしれませんので、ご紹介しておきますね。
いかかでしょうか?
初見の方もいらっしゃると思います。
タイヤの空気圧の確認時にこれで叩けば、手を汚すこともありません。
尖ったほうは、タイヤの溝に挟まっている異物(砂利や石など)を取り除くために使用してください。
間違っても、尖った側でタイヤを叩かないでくださいね。
高価なものではないので、ぜひ使ってみてください。
目的地までの経路確認
目的地までの経路や所要時間を確認しましょう。
遠い近いに限らず、確認することをお勧めします。
運行管理者は「運行指示書」という書面を作成し、運転者に渡します。
「運行指示書」には、こと細かく当日の指示が記載されていますが
ここでは、目的地までの経路だけでも事前に確認することを習慣づけましょう。
数分~十数分のいつもの買い物時などでも、
・いつもの道が工事中で通ることができない
・いつもの道で事故があり通ることができない
という状況となると意外と焦ってしまいます。
いつもの経路のほかに2パターンくらいの経路を事前に考えておくと、焦らずに安全運転を続けることができるはずです。
マンネリ化による漫然運転をを防ぐためにも、たまに経路を変えることも良いかもしれません。
いかかでしたでしょうか?
すこし違った視点から改めて一般ドライバーの方々に安全運転についてアプローチしてみました。
少しでも参考していただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。