事故やヒヤリを経験したらすぐにやること
普段からクルマを運転する方に限らず、滅多に運転しない方、まったく運転しない方も1度は事故やヒヤリとしたことを経験または、聞いたことがあるのではないでしょうか。
その後、みなさんはどうしてますか?
多くの方は、事故やヒヤリの原因を深く掘り下げることはしていないと思います。
事故やヒヤリの直後は反省点を考えることをしていると思いますが、それだけでは全然だめです!全然ダメです!
事故やヒヤリだって貴重な経験です。
今後同じような事故やヒヤリを起こさないためにも、十分に自身で原因を深く追求して掘り下げていくことを心掛けましょう!
あくまで次につながるように原因を深く追求して掘り下げていくことが目的ですので、「自分は運転が下手だ」などとネガティブになってしまったり、「自分は悪くない!相手が悪い」みたいなことは考えないでください。
では、具体的にどうすればよいのか?
具体例を挙げてみていきましょう!
渋滞中の片側1車線の道路を運転しています。少し動いては止まりを繰り返しています。
スマホのメッセージアプリに着信がありました。
相手に返信しようと、スマホを注視しています。この間もクルマは少し動いては止まりを繰り返しています。
そして・・・
スマホを触りながら運転を続けた結果、
前のクルマが止まったことに気づかず、
ゴツン!!
上記の事故事例ですが、ゴツン!!とまではいかなかったものの、ヒヤリとした経験をお持ちの方はけっこう多いのではないかなと思います。
おそらくこのような経験をした方は、運転中にもかかわらずスマホを操作してしまったから事故を起こしてしまった又は、ヒヤリとしてしまった。
運転中にスマホを操作するのは危ない、やめようだけで済ませているのではないでしょうか。
これも間違いではないですが・・・
全然だめです!全然ダメです!
ではここからどうするのかというと
事故が起きてしまった原因に対して、「なぜ?」を3回以上問いかけてください!
今回の事故事例の場合、スマホを注視したことが原因です。
1回目の「なぜ?」
なぜスマホを注視していたのか?
様々な理由が考えられますが、今回の場合は「スマホのメッセージアプリに着信があったので返事を返そうとしたため」としましょう。
2回目の「なぜ?」
なぜ運転中にもかかわらず返信しようとしたのか?
※運転中のスマホ操作は違法と認知済
「メッセージを受信したらなるべく時間を空けずに返信したいから」としましょう。
3回目の「なぜ?」
なぜ早く返信をしたいのか?
「早く返さないと相手が不快に思ってしまうかもしれないと思ったから」としましょう。
4回目以降の「なぜ?」
今回の事故事例は、3回の「なぜ?」で止めます。
事例によっては4回、5回とやってみるものいいでしょう。
ただ事業用自動車のドライバー教育のように、しつこい回数を重ねることは一般ドライバーには必要ないかもしれません。
まとめ
今回の場合、スマホを注視した原因は「早く返事を返さないと相手が不快に思ってしまうかもしれないと思ったから」ということが分かりました。
ということは、
上記の考えを意識するようになれば、今回の例のような事故は起こらなくなります。
これがまさに失敗を糧にできたということです。
人それぞれではありますが、返事が遅いだけで不快になる人ってそもそもいるのかなぁというふうに私は思うのですがみなさんはいかがでしょうか?
今回はわかりやすくなるように、都合よく組み立てていきましたがご理解いただけましたでしょうか?
この「なぜなぜ分析」は、なにも自動車事故に限らず様々な業界業種でも活用されています。
人間は必ずミスをする生き物です。
ただし、ミスを減らすことはできるのです。
ゼロにすることはできませんが、
近づくことはできるのです!
さきほども言いましたが「なぜなぜ分析」は、様々な場面で活用ができます。
失敗やミスに限らず、成功を収めたときでもぜひ「なぜなぜ分析」を活用してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ほかにも役立つ情報ありますので、ぜひご覧ください