【アルコール依存症を考える】飲むなら乗るな!車を運転するなら飲酒運転は絶対ダメ
私は今まで「若者の車離れ」や「今後のトラックドライバー不足」などを、なんとか食い止めなければと運転免許取得の魅力や運送業で働く魅力を発信してきました。
お酒との付き合い方を知らない人は免許を取らなくていいです
運転しないでください
トラックドライバーにならないでください
お酒を飲む人全員のことを言っているのではなく、お酒と上手く付き合うことができない人はお断りということです
1杯だけなら大丈夫だろうと翌日に車を運転する予定があるのにもかかわらずお酒を飲んでしまう人は、運転しないでほしいです。
そのように考えてしまう人には、アルコール依存症であるおそれがあります。今一度アルコールによる酔いが運転にどのような影響を与えてしまうのか改めて確認しましょう。
酔うとは「脳が麻痺」すること
「脳の麻痺」が運転に及ぼす悪影響
視力
アルコールを摂取すると動体視力が低下して視野がせまくなります。
このため、道路標示や路面標示を見落としてしまったり、遠近感もわからなくなり車間距離を適切にとれなくなるといったことがあります。
注意力・集中力・判断力
安全運転に絶対に必要である注意力・集中力・判断力が低下して、一時停止をしなかったり、信号無視をしたり、重大事故につながってしまうような判断ミスをしてしまいます。
理性・自制心
理性や自制心が低下して、スピードを出しすぎてしまったり、あおり運転のような乱暴な運転になってしまいます。
さらにそれが危険であることに気づかないまま運転を続けてしまうのです。
反応時間・運動機能
反応時間・運動機能が低下して、ブレーキやハンドル等の基本操作が鈍く遅れてしまい、追突事故をおこしてしまう危険が高まってしまいます。
平衡感覚
平衡感覚が弱ってしまい、フラフラとした蛇行運転になってしまい中央線(センターライン)をはみ出して対向車と正面衝突をしてしまう重大事故をおこしてしまいます。
居眠り運転
脳の麻痺が進んでいくと、強い眠気がきて前方の車などに追突してしまい、その衝撃によって皮肉にも目が覚めるということもおこります。
まとめ
上記6点によるアルコールが運転に及ぼす悪影響のことをわかっているのに、お酒を飲んでしまうのがアルコール依存症で病気なのです。
周囲の人は、「意思が弱い」とか「だらしない」と責めることはせずに断酒を定着させるための治療をさせることを考えてあげましょう。
飲酒問題の相談先
都道府県・政令指定都市に設置させている精神保健福祉センターや地域の保健所では、アルコールの電話・面接相談を無料で受けています。
依存症専門医療機関には医療相談室があり、家族の相談を受けているところも多くあります。
先日、私は(独)自動車事故対策機構[NASVA]の運行管理者一般講習という、運送事業所に運行管理者として選任されている人が受講する講習に行ってきました。
その時に、
アルコールや依存性薬物をはじめとする様々な依存関連問題の予防に取り組むASKというNPO法人のことを知りました
ASKのホームページに「アルコール依存症の相談先一覧」がありますので、対応に困ったときは相談しましょう。
運送事業主向けの飲酒運転対策の動画なのですが、個人単位でも飲酒運転による悲惨な事故をおこさないためにとても学びになりますのでぜひ視聴をしてください。
↓↓↓↓↓↓
お酒と上手に付き合いながら
楽しいカーライフを送りましょう
今回飲酒運転の記事を書くにあたり、NPO法人ASK作成の「啓発動画2021」をリンクさせていただきました。
この場をお借りして、感謝申し上げます。