準中型・中型・大型免許を取ってトラックドライバーになる
「若者の車離れ」「トラックドライバー不足は解消できない」「日本の物流危機」「2024年問題」などのネガティブなニュースが多くあります。
そんな現状をどうにか改善できないかと日々考えています。
私の運送業界で見聞きしてきた経験を元に、トラックドライバーの良いところや大変なところを書いてみようと思います。
「免許を取りたい」「トラックドライバーになりたい」「日本の物流を支えたい」と思ってもらえると幸いです。
トラックドライバーの良いところ
出庫後は一人旅
出庫前に当日の業務内容の確認やアルコールチェック、点呼、運行前点検など必要事項を終えてしまえば出庫後は一人旅。
人間関係で病んでしまうことがほとんどないのが良いところです。
場合によっては、同じ営業所に所属しながら年に数回しか顔を合わせない同僚がいる場合があります。
出庫前に顔を合わせる運行管理者や整備管理者などの管理者が嫌いな場合は、せいぜい30分くらいしかやりとりしないのでさっさと出庫してしまいましょう。
出庫後はいろいろな業務があるので例を挙げます。
倉庫・センター間輸送(いわゆる横持ち)の場合は、ほとんどが定期ルートとして担当することが多いと思うので先輩等と同乗で初めて行ったときに現場の担当と仲良くなってしまいましょう。
倉庫・センター搬入の場合は、横持ちと同じように現場の担当に顔を覚えてもらうと同時にメインの出入りドライバーと仲良くなっておきましょう。
要約すると
任せられた現場の担当者や受付の人、毎回見る出入り業者のドライバーと仲良くなること
人見知りな人も多いと思いますが、最初だけ頑張ればホントに後々ラクです。
研修期間中に、言い方が悪いですが先輩を使って顔を覚えてもらうのが良いです。
先輩が現場で仲良くなっておくべき担当者と仲良しな場合が多いので、上手く使いましょう。
冒頭の「一人旅」は少々言い過ぎかもしれませんが、毎日違う現場に行くフリーのドライバーでなければ主要人物と仲良くなってしまえば実質「一人旅」かなと。
私自身が人見知りなので人とあまり接しないことをドライバーの魅力としていますが、人と話すのが好きな人ももちろんドライバーをおすすめしますよ。現場での一期一会も楽しいですから。
道に詳しくなる
いつのまにかなってますね、これは。
定期のコースを走っている人でも通行止めや渋滞回避やドライバー仲間からのアドバイス等でいくつかのパターンを調べるうちに、地図とにらめっこすることが増えていつのまにか詳しくなっています。
私はカーナビを使いこなすのが苦手で、運転業務の日は紙の地図を事前にみて出発するのですがその際お世話になっているのがまっぷるです。おすすめです。
詳しくなると当然仕事上で有利になることはもちろんなのですが、プライベートでもとても役に立ちます。
家族や友人に行きたい場所を言われたときに、パッと目的地までの経路が浮かび所要時間もおおよそ検討がつき羨望のまなざしがもらえます。
飲み会や合コンなどで初対面の人と話すネタに困ったとき、相手の地元周辺の道路の景色が浮かび話のタネになる(花を咲かすかはアナタ次第)
東京生まれ東京育ちの私ですが、恥ずかしながら21歳でドライバーになる前まで東京23区の位置関係すらよくわかっていませんでした。
そんな私がいまでは、関東1都6県ではありますがおおよそ市区町村の位置関係は覚えました。
首都高や国道など主要幹線道路もわかってくると思います。お出かけ前にこちらをチェックしましょう↓↓↓
運転技術がどんどんアップ
これも道に詳しくなると同じで、いつまにかアップしてます。
たくさんの様々な道路状況を経験するので当たり前ですね。
自分の運転するトラックの幅ギリギリの道を走ったり、対向車をスレスレで交わしたりしていくうちに大型トラックでさえ最後部が手に取ってわかるような車両感覚をつかんできます。
そしてこちらも当然仕事上で有利になることはもちろんなのですが、プライベートでもとても役に立ちます。
家族や友人に運転が上手いと思われて安心感を持ってもらえる。
荷崩れをおこさない静かで丁寧な運転技術もあるため、ふだん乗り物酔いをしてしまう家族や友人もあまり酔わなくなる。
乗り物酔いをしてしまう人の原因である発進時にヘッドレストに毎回頭をぶつけるような急発進や、止まる度に体が前のめりになるカックンブレーキなどはまずなくなります。
そしてなによりも事故や交通違反をしなくなります
トラックドライバーの大変なところ
体力勝負である
昨今のトラックドライバー不足の大きな原因の一つである拘束時間が長いところをまず1番に挙げます。
長いだけならまだなんとか大丈夫な人も多いと思いますが、時間帯がバラバラになってしまう場合があります。
朝から晩まで働いた翌日休んで、その翌日の勤務が夜から朝までだったり。
時間がバラバラだとなかなかの体力勝負になってしまいます。
体調管理をしっかりしなければなりません。
さらに、良いところで話しましたが人間関係にまいってしまうような精神的な負担があまりない分、体力勝負なところがあります。
乗る車の大きい小さいに関係なく、重いものを手で積まなければならなかったり荷台の暑さと戦いながら作業しなければならないときもあります。
ただ、考えようによっては良いところなのかもしれませんが拘束時間が長く作業も大変ではありますが、荷積みや荷降ろしの順番待ち等の待機時間が長い現場が多いので少し睡眠をとることもできます。
こういう状況が運送業界の問題である拘束時間の長さの温床となってしまっているわけですが・・・
体調管理をしつつ運動不足になりがちな運転業務を長く続けるには、適度に体を動かすことが必須になってきます
私が現役トラックドライバーだった頃は運動不足を解消するためのスポーツジム等はあまりなかったのですが、今はたくさんあるのでうらやましいですね。
女性でドライバーになりたい人もたくさんいます。
力仕事メインな業務はさすがにきついと思いますが、運送業界で活躍している女性ドライバーを何人も見てきています。
待機時間に話をしてみると、ほとんどの人が運動不足で太ってしまうと笑いながら自虐ネタにしてましたね。
そんな話を思い出したので、少し調べてみたらありましたね。
女性専用のジムがありました。
こちらもパーソナルジムのような本格的ではないので、自分のペースで通えるのでおすすめです。
サーキットトレーニング、ゲルマニウム温浴、ランニング、ヨガの4つのプログラムを提供してまので1度体験レッスンや7日間の無料体験をぜひ
こちらをクリック↓↓↓↓↓
ジムに通いたいけど長続きするか心配な人もいるはず。
入会したけど時間がないなどで無駄に月額を払い続けては意味がありません。
そんな人は自転車に乗って運動不足を解消するのがおすすめです。
普段から乗っている人もたくさんいると思いますが、私のおすすめは折りたたみ自転車です。
折りたたみ自転車は文字通り折りたためるので、トラックの荷台や助手席、寝台に載せることができて待機時間などの空き時間に運動がてら漕ぐことができます。
私はよく空き時間に乗っていました。自家用車にも載せているので今現在では会社の駐車場に車を停めた後、出勤時間まで30分程度漕いで体を動かしています。
私が折りたたみ自転車を買ったのがこちら
↓↓↓↓↓タップ
私のおすすめの折りたたみ自転車以外にもたくさんの種類の自転車を取り揃えている自転車通販サイトですので、ほしい自転車が見つかります。
組立整備済みで自宅に届くのも便利で良いです。
下記のサイトは正直私は折りたたみ自転車を買った後に知りました。
特に自転車をカスタムしたいわけではなく、雨の日用のウェアなどのパーツを探しているときに見つけました。
ウェアやパーツ、小物等豊富で、自転車本体も販売しているのでこちらもご覧になってください。
↓↓↓↓↓タップ
自転車パーツ、サイクリングウェアなど自転車の楽しみ方に応じたおすすめ商品を紹介しています。
単に運動不足を解消するために自転車に乗るというよりも、スポーツとして通勤通学、トライアスロンなどこれからスポーツバイクをはじめようとしている人や、すでにスポーツ自転車を楽しんでいる人向けのサイトになってますね。
健康な体つくりがトラックドライバーには必要です。
頭が良くないと思われる
ほんとに失礼な話なのですが、そう思われてしまってます。
たしかに、学校等の勉強ができるできないで頭が良いか悪いかを判断されてしまうとその通りかもしれません。
一流の大学を卒業しているトラックドライバーをあまり知りません。
しかし社会に出れば、仕事ができるかできないかで頭が良いか悪いかの判断をするべきです。
トラックドライバーは間違いなく要領のいい人が揃っています。
というか、要領がよくなっていくものです。
どう積めば積み切れるか、どう積めば荷崩れしないか、どの道を走れば早く目的地に着くか、どこで休憩をとるか、等々
常に最善を考えながら運転をしているうちに、要領のよい仕事ができるようになっていきます。
一流大学を卒業して一流企業に就職して、上司から言われたことしかできない人よりもトラックドライバーの方が頭が良いと思いますが。
残念ながら世間のトラックドライバーに対する印象は、20年前から変わらず頭が良くないというのが1番です。
くやしてくやしくて仕方ないです。
危険と隣り合わせ
運転するということはこういうことです。
他人を傷つけてしまうことも自分が傷つくこともあります。
自分が原因でなくても、もらってしまうことだってもちろんあります。
こういう緊張感のある毎日なので、運転技術がアップすることにもつながるのですが。
積み降ろしの時にも、常に危険があります。
重いものを足に落としてしまったり、フォークリフトの操作ミスなど数えきれない危険があります。
「危険予知トレーニング(KYT)」と言われる訓練がありますので、これを繰り返すことにより事故を減らす努力が事業主には必要になっています。
まとめ
まだまだ良いところ大変なところありますが、キリがなくなってしまいそうで今回の記事はここまでとします。
今回の記事を頭の片隅にでもいいので置いてもらって、自分に合いそうなトラックドライバーの求人があればどんどん面接して詳しく話をしてみてください。
はっきり言って、今のトラックドライバー不足のこの現状では応募資格(必須免許)があれば、よほどのなにかがない限り採用してくれるはずです。
ですので、何社か面接してよく考えて就職してほしいと思います。
トラックドライバー・物流専門の求人サイトを載せておきます。
ぜひ将来の日本の物流を一緒に支えていきましょう。
楽しいカーライフを送りましょう。